◆仕事のやりがいや面白さについて
知らないことを知っていくのが楽しい。
大学の専攻は化学でしたから図面を見るのも初めてでした。でも、とりあえずやってみようと。知らないことを知っていくのは楽しいので。仕事に不安はありません。理由は、先輩社員にきちんと教わっているから。それでも、できなかったときは、まずは自分で「どうしてだろう」と考えるようにしています。そういった時間や手順を許してもらえる環境にあります。
まだなんとなくしか分かっていなかった新入社員のころに、機械の非常停止ボタンを押したのはいいけれど再開の仕方が分からなかったことがありました。そのときに、先輩に見てもらいながら自分で解決することができたんです。この経験から、「この作業しんどいな」、「嫌だな」と感じたときには、「まずは解決方法を考える」、「次に先輩に聞いてみる」、という順番で改善していくことで、楽しく仕事がやれていますね。
◆会社の良いところ、魅力について
新人の提案を「それいいね」と受け入れてもらえた。
自分がやりたいと思ったことに挑戦させてもらえる環境がいいですね。そのためには、自分で計画を立てることが大切です。例えば、フォークリフト、玉掛け、クレーン運転の資格取得や、JIS品質管理セミナーへの参加など、計画的に行う必要があるからです。資格取得だけではなく、現場の機械を「こう変えたい」などの提案もできます。実際に、機械の更新もしました(ロボロータ)。きっかけは、素朴な疑問と改善方法を上司、役員に伝えたところ「それいいね」ということで採用してくれたことです。自分で仕事を動かせている実感がわきますよ。この機械の更新によって、時間当たりの加工数量を増やすことができました。また、この提案は社内の提案発表会で1位になり、賞金もいただきました。この改善で、仕事も楽になり、成果が数字として目に見えることもやりがいにつながりました。
◆将来の目標について
「機械の無人運転」を実現して、オペレーターから監視員になる。
近い目標では、さらなる「生産性の向上」と「品質安定化」の両立です。そのためには老朽対策が必要です。道具がどのタイミングで使えなくなるかなど、取替時期の線引きや不適合品が出たときの対応が早くできるようになりたいですね。それから、改善の効果確認もしていかないといけないと考えています。記録を取っていくことが大事で、そういったことを積み上げた先に、「生産性の向上」と「品質安定化」の2つの目標が実現すると考えています。遠い目標では、「機械の無人運転」を限りなく100%にしたいですね。現場で作業する人の肉体的な負担やリスクをなくすことによって、機械の「オペレーター」から「監視員」になれたらいいなと思います。